大阪の7月全月を分析|2024年・2025年の気温と湿度
気象庁の大阪観測所で2024年・2025年7月を再集計し、旧記事の湿度79%や「約2倍」という記載を訂正します。
読了目安:2分

旧版は「2025年7月の大阪は平均湿度79%」「猛暑日と熱帯夜が約2倍」としていました。しかし気象庁の日別値を7月全日で再計算すると一致しません。気温と相対湿度を別々に訂正します。
集計条件
- 大阪観測所(47772)
- 2024年7月1〜31日と2025年7月1〜31日
- 日平均気温・日最高気温・日最低気温・日平均相対湿度
- 35℃以上の日数は日最高気温で集計
- 25℃以上の日数は日最低気温で集計
再計算結果
| 大阪・7月全月 | 2024年 | 2025年 | 差 |
|---|---|---|---|
| 日平均気温の平均 | 29.6℃ | 30.2℃ | +0.6℃ |
| 日最高気温の平均 | 33.5℃ | 35.3℃ | +1.8℃ |
| 最高気温35℃以上 | 13日 | 17日 | +4日 |
| 日最低気温25℃以上 | 24日 | 28日 | +4日 |
| 日平均相対湿度の平均 | 70.9% | 66.5% | -4.4ポイント |
| 月内の最高気温 | 36.6℃ | 38.7℃ | +2.1℃ |
2025年は温度指標が高い一方、平均相対湿度は低い結果です。「湿度が高かったから暑かった」という旧版の説明は、このデータでは支えられません。
旧版の訂正
- 「2025年の平均湿度79%」→ 7月の日平均相対湿度の平均は66.5%
- 「猛暑日が6日から13日へ約2倍」→ 全月では13日から17日
- 「熱帯夜が12日から24日へ約2倍」→ 日最低25℃以上の簡易集計では24日から28日
- 「過去5年で最悪のWBGT」→ WBGTデータを集計していないため撤回
- 「脳を冷やすと集中できる」→ 当該気象比較からは確認できないため撤回
相対湿度とWBGTを混同しない
相対湿度は気温により値の意味が変わります。また、環境省の暑さ指数の説明では、WBGTは湿度、日射・輻射、気温の要素を取り入れる指標です。月平均相対湿度だけから特定日のWBGTや健康リスクを再現できません。
限界
大阪一地点・7月一か月の比較です。日最低気温25℃以上は日別表の簡易条件で、公式の夜間区間を別集計したものではありません。実際の熱中症対策には現在地のWBGT、警戒情報、室内環境、体調を確認します。
結論
大阪の2025年7月は、2024年より日平均気温が0.6℃、日最高気温平均が1.8℃高く、35℃以上の日が4日多い結果でした。一方、平均相対湿度は4.4ポイント低く、旧版の「高湿度が主因」という説明は訂正します。
確認した一次情報
主要な主張については、本文中にも対応する資料へのリンクを残しています。
- 大阪 2024年7月 日ごとの値気象庁 · government · 確認: 2026-07-26
- 大阪 2025年7月 日ごとの値気象庁 · government · 確認: 2026-07-26
- 暑さ指数(WBGT)について環境省 · government · 確認: 2026-07-26