ChatGPTの「Scheduled」ページとは?使い方・できること・注意点
ChatGPTのScheduledページでできること、予約タスクの作り方、通知、制限、Codexとの違いを初心者向けに解説します。

ChatGPTのサイドバーに「Scheduled」という項目が現れ、「普通のチャットと何が違うのだろう」と迷っていませんか。名前だけでは、予定表なのか、リマインダーなのか、自動化機能なのか分かりにくいかもしれません。
結論から言うと、Scheduledは、ChatGPTに後で実行してもらうタスクを作成し、まとめて管理するためのページです。決まった時刻のリマインダーだけでなく、繰り返しの作業や、変化があったときだけ知らせる監視にも使えます。
この記事では、2026年7月25日時点のOpenAIヘルプとリリースノートを基に、Scheduledページの役割、開き方、作成できるタスク、通知、制限、Codex Automationsとの違いを整理します。初めて使う人が、何を任せ、どこを確認すればよいかまで分かる内容です。
Scheduledページは予約タスクの管理場所
Scheduledページには、ChatGPTへ登録した予約タスクが一覧で表示されます。通常のチャットが「今質問して、今答えを受け取る」場所だとすれば、Scheduledは「後で実行する依頼」を見渡す場所です。
このページでは、新しいタスクを作るほか、既存タスクの応答を開き、次にいつ実行されるかを確認できます。また、必要に応じて一時停止、再開、編集、削除ができます。複数のリマインダーや定期作業をチャット履歴から探し回らず、一か所で管理できるのが大きな利点です。
一方で、Scheduledは一般的なカレンダーアプリそのものではありません。予定を月表示で整理することより、ChatGPTへ「いつ、何をしてほしいか」を登録し、その実行状態や結果を管理することが中心です。
作成できるのは単発・繰り返し・監視タスク
Scheduledで扱えるタスクは、大きく三つに分けて考えると分かりやすくなります。
- 単発タスク:指定した日時に一度だけ知らせる
- 繰り返しタスク:毎日、毎週などの間隔で同じ依頼を実行する
- 監視タスク:定期的に変化を確認し、知らせる価値がある更新だけを通知する
たとえば、「来週の月曜日に手続きを思い出させて」は単発タスクです。「毎朝、関心のあるニュースを短くまとめて」は繰り返しタスクになります。「荷物が配達されたら知らせて」や「指定した情報に重要な変化があれば知らせて」は監視タスクの例です。
監視タスクは、前回までの実行を踏まえて変化を確認し、終了条件を満たしたら停止できると案内されています。毎回同じ結果を通知するのではなく、変化があったときだけ知りたい用途に向いています。
ただし、監視先の情報が遅れていたり、接続先の仕様が変わったりすれば、通知が期待どおりにならない可能性があります。重要な締め切り、支払い、予約などは、Scheduledだけに任せず、元のサービスでも確認してください。
Scheduledページの開き方と管理方法
Scheduledページは、ChatGPTのWeb版、モバイル版、デスクトップアプリのサイドバーから開けます。デスクトップアプリでは、左上のメニューでChatGPTを選び、そのサイドバーからScheduledを選択します。Codexの画面にはScheduledは表示されません。
ページを開いたら、新しいタスクを作成し、実行する時刻や時間帯を指定します。特定の時刻だけでなく、「朝」「午後」「夜」のような幅を持たせた指定にも対応しています。通常のチャットで「毎週金曜日の夕方に、今週の振り返りを促して」のように依頼して作ることもできます。
既存のタスクは、Scheduledページから次回の実行時刻と過去の応答を確認し、内容や予定を編集できます。しばらく不要なら削除せずに一時停止し、必要になったら再開すると管理しやすいでしょう。
個別のタスクを作ったチャットから管理画面へ移動する方法もあります。タスクの表示やタイトルを選ぶと、編集、一時停止、管理、削除の操作へ進めます。
通知と接続アプリは権限も確認する
タスクの結果は、設定に応じてプッシュ通知やメールで受け取れます。通知が届かない場合は、ChatGPTの通知設定だけでなく、ブラウザやスマートフォン側で通知が許可されているかも確認してください。モバイルでは、最初のタスクを作った後に通知権限を求められる場合があります。
利用できる環境では、Scheduled TasksがGmailなどの接続アプリを使うこともあります。ただし、使用できるアプリや操作は、アカウント、ワークスペース、管理者設定、付与した権限によって変わります。アプリを接続しただけで、すべての操作が自動的に許可されるわけではありません。
メール送信、ファイル変更、外部への公開などを含むタスクでは、最初から完全自動にするより、まず下書きや確認用の報告を作るところまで任せる方が安全です。結果を確かめてから人が実行する流れにすれば、誤送信や意図しない変更を減らせます。
また、ファイルを含むProject内で作ったタスクでも、そのタスクはProjectのファイルへアクセスできません。ファイルの内容を前提にした依頼では、実行時に必要な情報を参照できるかを事前に確認しましょう。
制限と停止しやすい条件
Scheduled Tasksには、利用前に知っておきたい制限があります。
- 1時間に1回を超える頻度では実行できない
- Voice chatsとGPTsには対応していない
- Proプランと名前が似ている「Proモデル」ではTasksを利用できない
- 長期間確認されていないタスクは、自動的に一時停止する場合がある
- 関連するチャットを削除すると、そのタスクは自動的に一時停止する
タスクだけをScheduledページから削除しても、関連するチャットは削除されません。反対に、チャットを整理するときは、そこに実行中のタスクがないかを先に確認すると安心です。
アクティブにできるタスク数はプランによって異なります。ただし、2026年7月25日時点では、OpenAIヘルプ内でも対象プランや一部の上限について記述が一致していません。そのため、固定の上限を前提にせず、自分のScheduledページと最新のヘルプ表示を確認してください。上限に達した場合は、不要なタスクを一時停止または削除してから新しいタスクを作成します。
Codex Automationsとは目的が違う
Scheduled TasksとCodex Automationsは、どちらも後から処理を実行できますが、主な用途が異なります。
Scheduled TasksはChatGPTの機能で、リマインダー、定期的な要約、日次ブリーフィング、情報の変化の監視など、日常や仕事の能動的な支援に向いています。Scheduledページは、そのタスクをChatGPT内でまとめて管理する場所です。
Codex AutomationsはCodexで動く、ソフトウェア開発やリポジトリ作業を中心とした自動化です。たとえば、コードベースの定期確認、テスト結果の監視、開発タスクの継続などが対象になります。ChatGPTのScheduledページには表示されず、Codex側で管理します。
迷ったら、「生活や一般業務についてChatGPTに後で動いてほしい」ならScheduled Tasks、「コードや開発プロジェクトについてCodexに動いてほしい」ならCodex Automationsと考えると選びやすくなります。
まとめ
ChatGPTのScheduledページは、後で実行するタスクを作り、次回実行、応答、一時停止、再開、編集、削除を一か所で管理するためのページです。単発のリマインダーだけでなく、繰り返し作業や変化の監視にも利用できます。
初めて使うなら、外部への送信や変更を伴わない小さなタスクから始めましょう。「明日の朝、今日のメモを見直すよう知らせて」や「毎週金曜日の夕方に、今週を振り返る質問をして」のような依頼なら、動作と通知を確かめやすくなります。
便利な自動化の第一歩は大きな仕事を丸ごと任せることではなく、忘れやすい小さな行動をScheduledへ一つ移すことなのかもしれません。