GPT-5.2-Codexの仕様と導入判断|検証していない性能を断定しない
GPT-5.2-Codexの公式仕様、料金、対応機能と、安全な導入評価手順を整理します。未実施の性能比較はレビューとして断定しません。
読了目安:3分

2026年7月26日訂正:旧版は実際に比較していない「文脈保持の安定性」や「比較的的確」といった評価をレビューとして断定していました。以下は公式仕様と、導入前に自分のコードで測る方法を分離した記事です。
結論:仕様は確認できるが、自社コードでの性能は測らないと分からない
OpenAIはGPT-5.2-Codexを、Codexなどの環境でエージェント型コーディング向けに最適化したGPT-5.2の派生モデルと説明しています。公式モデルページで確認できるのは、コンテキスト長、最大出力、対応入力、推論強度、API料金などです。GPT-5.2-Codexモデルページ
「大規模リファクタリングに強い」「エラーログから正確に直せる」といった個別リポジトリ上の品質は、公式仕様だけでは証明できません。
2026年7月26日に確認した仕様
| 項目 | 公式ページの記載 |
|---|---|
| モデルID | gpt-5.2-codex |
| 用途 | 長期のエージェント型コーディングタスク向け |
| コンテキスト | 400,000トークン |
| 最大出力 | 128,000トークン |
| 知識カットオフ | 2025年8月31日 |
| 推論強度 | low、medium、high、xhigh |
| 入力 | テキスト、画像 |
| 出力 | テキスト |
| API単価 | 100万トークンあたり入力$1.75、キャッシュ入力$0.175、出力$14 |
料金や提供状態は変更されます。利用直前に公式モデルページと料金ページを再確認してください。ChatGPTプラン内の利用可否とAPI料金は別の条件です。
導入評価は三つの固定タスクで行う
| タスク | 成功条件 | 失敗として記録するもの |
|---|---|---|
| 小さな不具合修正 | 再現テストを追加し、既存テストも通る | 症状だけ隠す変更、無関係な差分 |
| 機械的リファクタリング | 公開APIと動作を維持し、型検査が通る | 仕様変更、見落とした参照 |
| 複数ファイル機能 | 要件を満たし、統合テストで確認できる | 未実装を完了扱い、テストの弱体化 |
各タスクで、成功率、作業時間、入力・出力トークン、再試行数、人が直した行数を記録します。同じ課題を現在の手順または比較対象モデルでも実行しなければ、「改善した」とは判断できません。
権限はモデル性能と別に設計する
Codexはファイル変更やコマンド実行を伴い得ます。OpenAIの安全資料も、sandboxと承認設定を信頼境界として扱っています。Agent approvals and security
- 最初は書き込み範囲とネットワークアクセスを絞る。
- 削除、外部送信、認証情報、本番変更は実行前確認にする。
- 差分を読み、ユーザーの変更を消していないか確認する。
- モデルが追加したテストだけでなく、既存テストと静的検査を実行する。
- 秘密情報をプロンプト、ログ、リポジトリへ貼らない。
このページで確認していないこと
この改稿ではGPT-5.2-Codexを用いた比較ベンチマークを実施していません。したがって、他モデルより長期タスクに強い、設計判断が優れる、セキュリティ問題を高精度で見つける、という結論は出していません。
採用判断はモデル名ではなく、対象リポジトリ、権限、テスト、費用上限を固定した評価結果で行ってください。
確認した一次情報
主要な主張については、本文中にも対応する資料へのリンクを残しています。
- GPT-5.2-Codex ModelOpenAI · official-documentation · 確認: 2026-07-26
- Agent approvals and securityOpenAI · official-documentation · 確認: 2026-07-26